読んで字のごとく、「速く読む」ことです。ただ速く読むだけでありません。
文章を読むスピードは上げつつ、内容はこれまで通り理解する、それが速読です。
速読を身に着ければ、通常読むのに2~3時間ほどかかる200ページほどの文庫本が、1時間足らずで読めてしまいます。
本を早く読めるということは、それだけ多くの本と触れ合う機会を作ることが出来ます。
その結果、知識の吸収スピードも向上し、世の中の様々な事に対する理解も深まります。
とある研究では、読書量と年収は正比例するという研究結果も発表されています。
それだけ速読には色々な可能性が秘められています。
まず、活字に対する抵抗が大幅に減りました。
それまでは、文章を読むスピードが遅かったこともあり、本を読むのがどうしても億劫でした。
ですが、スラスラと読めるようになることで、本を読むことに対するハードルも大幅に下がりました。
その結果、どんどん本を読むようになりました。
なかなか読み進められなかった本がどんどん読み進められるようになり、楽しくなったのだと思います。
通勤中のバスの中、寝る前の数時間、少しでも時間があれば本を読むようになりました。
その過程で、色んな知識を身に着けることが出来ました。
「本は先人たちの経験が凝縮されている」という話はよく聞きます。
自ら経験せずとも、先人の経験を知ることが出来るのは非常にメリットがあります。
特にこれまで読書を避けていた人にとっては、新しい世界が見えてきます。
これはメールの量や長さに寄ると思いますが、長文のメールを多く受信するようなケースであれば、非常に効果的だと思います。
筆者も、特に長期休みでしばらくメールを見ていないと、平気で100件以上のメールが受信されています。
それは全て自分宛というわけでは無いですが、それを見極めるためにも全てに目を通す必要があります。
速読を知る前は、メール確認だけで午前中が終わることもありましたが、速読の世界を知ってからは、1時間足らずでメールに目を通す事が出来るようになりました。
これは一定の効果を実感できました。
何か調べものをしたいケースでは、キーワード検索(Ctl+F)に加えて速読を活用することで、調べたい情報をすぐに得ることが出来ました。
また、一通り文書に目を通す必要があるケースでは、読む文量が多い分、さらに効果を実感できると思います。
これは大いに速読が活躍します。
参考書を読むスピードが上がるので、一冊の参考書を繰り返し読むことも、複数参考書を読むことも苦痛ではなくなります。
結果的に知識を吸収するスピードが上がるため、効率よく勉強することが出来ます。
「そんな夢みたいな話、一部の才能ある人だけが持つ能力なんでしょ」と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
速読は特別な人にだけ与えられた能力ではなく、誰にでも身に着けることが出来る能力です。
もちろん個人差はあると思いますが、本を読むのが苦手だった筆者でも、速読による効果を実感することが出来ました。
デメリットも少なく、効果をすぐに実感できるため、まずは初めて見てはどうでしょう。
今では速読のトレーニング本は何冊も出回っています。ただし、トレーニング方法は一つではありません。
自分に合ったトレーニング方法が記載された本を買い、実践してみると良いです。
また、トレーニングは繰り返すたびに成果が得られるため、購入した1冊の本を繰り返し実践することでさらに効果が得られます。
ちなみに筆者は以下の本を読むことで速読のトレーニングを実践しました。
具体的な演習内容が記載されており、読み進めると演習の難易度も徐々に上がる構成となっているため、一冊読むだけで速読力を身に着けることが出来ます。
主に社会人向けに提供された速読トレーニングアプリも紹介します。
速読力だけでなく、読解力や脳力も鍛えることで、「速く正確に読み解く」ために必要な能力を鍛えることが出来るトレーニングアプリです。
筆者のように活字に抵抗を持つ人はたくさん居るかと思います。
是非そういう人にこそ、速読を実践してみていただきたいと強く思います。
読書への抵抗がなくなると、今まで見えてこなかった世界が見えてきます。
大げさに聞こえるかもしれませんが、まずは実践し、その身をもって体感してみてください。