アフターコロナの住まい選びで意識すべき事とは?

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2020年、世界中で感染拡大した新型コロナウィルスは、人々の生活を大きく変えました。
これまでの常識が非常識になり、非常識だったことが常識なりつつあります。
そんな中、住まい選びにおいても、これまでの常識が通用しなくなりつつあります。

住まい選びで後悔しないために、アフターコロナ時代で意識すべきことを紹介します。

 

アフターコロナ時代の住まい選びで意識すべき3つのこと

この記事で伝えたい、アフターコロナ時代の住まい選びで意識して欲しいことは以下の3点です。

ポイント

駅近にこだわりすぎない
住まいは場所よりも広さを重視する
新築にこだわらず中古も視野に入れる

それでは、一つずつ具体的に説明していきます。

 

駅近にこだわりすぎない

リモートワーク普及に伴い駅近の重要性は減少傾向

コロナが流行したことで我々の働き方は大きく変わりました。
その代表的な例として挙げられるのが、リモートワークの普及です。

これまでは、会社に出勤する事が当たり前だったため、駅から近いことが住まい選びにおいて非常に重要なポイントとなっておりました。
しかし、リモートワークが普及したことで、会社に出勤する回数は格段に減り、駅近であることの重要性が徐々に減少しています

アフターコロナ時代もリモートワークは普及し続ける

そしてその傾向は、コロナが収まったアフターコロナの時代においても、さらに続いていくと思われます。

元々リモートワークは、コロナが流行る前から進められてきましたが、セキュリティや設備などの懸念点もあり、なかなか世の中に普及されてきませんでした。
ですが今回の新型コロナの感染拡大をきっかけに、リモートワークをやらざるを得ない状況となり、普及のスピードが急激に加速しました。

仮にコロナの感染拡大が起こらなかったとしても、いずれはオンラインを中心とした働き方へと変化する可能性が高く、コロナはあくまでもその変化を加速させた起爆剤に過ぎません。

そのため、コロナが収まった後のアフターコロナ時代においていも、リモートワークが衰退する事は無く、むしろこれからのスタンダードになると思われます。

駅近物件は宝の持ち腐れ

そんな中、駅近の高額な物件に住んでいても、駅の使用頻度が低ければ宝の持ち腐れでしか有りません

頻繁に駅を使う必要が無ければ、駅まで徒歩20~30分程度でも生活に支障がでることは無いでしょう。
また、徒歩圏内でなくても、駅まで向かうバスのバス停近くに住むなどすれば、十分問題なく生活出来ると思います。

これからの住まい選びでは、駅近にこだわりすぎない事を意識してみてください。

 

住まいは場所よりも広さを重視する

進むオンライン化、増える在宅時間

前述したとおり、コロナをきっかけにリモートワークは急激に普及し、アフターコロナ時代においていも普及し続けるでしょう。

仕事だけでは無く、学校などの学びの場や、娯楽についてもオンライン化が進んでいます。

このようにオンライン化が普及すれば、わざわざ外に出かけなくても様々なことが在宅で可能となり、当然ですが在宅で過ごす時間が増えることになります。

住環境を整えることで在宅時間を快適に

コロナをきっかけにオンライン化が普及する一方で、今の住宅環境に対して不満を持つようになった人も多くいるのではないかと思います。
不満に思うことは当然です。オンライン化が普及する前の生活を前提に住まい選びを行ってきたからです。

これまでは、仕事も授業も家の外で実施することが前提だったため、仕事をする場所も授業を受ける場所も、家には用意されていませんでした。

これから仕事や学校、娯楽でさえもオンラインが標準になっていけば、より快適な住環境とするために、部屋の広さや部屋の数も十分に確保してあげる必要があります。

住環境を整えるため郊外も視野に

しかし、住まいを広くすれば、当然ですがその分費用も高くなってしまします。
都心で新築3LDKを購入しようとすると、7000千万近くの費用が掛かってしまい、一部の高所得者しか手の届かない範囲となってしまいます。

ですが、前述した「駅近にこだわりすぎない」にも関係してきますが、オンライン化が普及することで、都心に住むことの重要性も低くなりつつあります。

そのため、都心や駅近などの場所にこだわり過ぎることなく、郊外にも目を向け、広さに重点を置くことで、快適な住環境を整えてあげることが住まい選びの重要なポイントになります。

 

新築にこだわらず中古も視野に入れる

中古も視野に入れるべき理由は、住まい選びの選択肢を増やすためです。

これからの変化に備えて手元に資金を残す

バブル崩壊、リーマンショック、新型コロナ、これまで過去数十年で日本は様々な不景気に陥ってきました。
そしてこれから先、このような不景気が起こらない保証はどこにも有りません。

いつ何が起きるか分からない時代に、住まいに多くの資金をつぎ込んでしまうことはリスクを伴います。

新築の住宅は、新築であることのプレミア値の費用が非常に高く、中古住宅のリノベーション費用よりも高額であるとも言われています。
つまり、新築住宅を購入するよりも、中古住宅を購入し、リノベーションした方が安上がりとなる場合が多いと言うことです。

これから先のリスクに備え、極力出費を抑えるためにも、中古住宅という選択肢は捨てるべきではありません。

同じ費用でより広い住環境を選ぶ事が出来る

これからの時代、住環境を快適にするためにも、広さを重視すべきと述べてきました。

当然ですが、同じ費用で住宅を購入する場合、新築を購入するよりも中古住宅を購入した方が、より広く部屋数も多い住宅を購入することが出来ます。

オンライン化が進むこれからの時代は、新築だけど広さが足りない物件よりも、中古で十分な広さを持つ物件の方が、優先度は高くなります。

住む場所の選択肢が増える

リモートワークが進んだことで会社の近くに住む必要性は無くなりつつあります。
裏を返せば、自分の好きなところに住むことが出来るということになります。

ですが、新築を購入するとなった場合、空いている土地から探す必要があるため、住む場所の選択肢を減らすことになってしまいます。

中古物件という選択肢も加えることで、住む場所の選択肢を制限する必要が無くなります。

 

まとめ

アフターコロナの住まい選びで意識すべき事を紹介してきました。

駅近にこだわりすぎない
住まいは場所よりも広さを重視する
新築にこだわらず中古も視野に入れる

後悔をしない住まい選びをするためにも、以上の事を意識したうえで、慎重に検討してみてください。