雑談できない人必見!雑談が上手い人がやっている雑談法とは?

2021年11月6日

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あなたは雑談することは得意ですか?

打ち合わせや話し合いと比べると、雑談は「生産性のない無駄なもの」と考えられがちです。

ですが、雑談が秘める効果は、場合によっては打ち合わせや話し合いよりも高い生産性をもたらしてくれます。

雑談力を身につける事で、ビジネスにおいても大いに役立つ場面があります。

この記事では、そんな雑談力を高める話し方を紹介します。

雑談とは

「雑談」という言葉をの意味をインターネットで調べると以下のように出てきます。

さまざまな内容のことを気楽に話すこと。また、その話。とりとめのない話。

goo辞書

特にテーマを定めないで気楽に会話すること。

Wikipedia

この意味からも分かるように、雑談の本質は「気軽に会話すること」です。

雑談というと、話し上手じゃないと出来ないと思われがちですが、そこまでハードルは高くありません。

雑談の特徴

話す内容は重要では無い
話のオチはいらない
結論もいらない

これだけ聞くと、
じゃぁ雑談する意味って無いじゃん。やるだけ時間の無駄じゃないの?
って思われがちですが、そうではありません。

雑談には大きな目的があります。それは、「人と親密になること」です。
逆に言うと、人と親密になりたければ、雑談をすればよいと言うことです。

雑談がビジネスにもたらす効果

商談が成功しやすくなる

例えば全く同じ商談を2人に持ちかけられたとします。

いきなり本題に入って商談の話を進める人と、最初に数分の雑談をして少し気心を許した相手だと、どちらの商談の方が印象良いでしょうか。

例なので敢えて極端な例を挙げてしまいましたが、後者の方が好印象に感じたのでは無いでしょうか。

このように雑談を交えて少し警戒を解いて上げるだけで、相手が感じる印象は全然変わってきます

 

人間関係が良くなり仕事が円滑に進む

雑談を通してお互いの事を知ることが出来ると、親密な関係を築くことが出来ます。

仲のいい間柄だと、仕事で困った事があっても相談しやすくなりますし、相手も相談を受け入れてくれやすくなります

親密な間柄の人が増えれば、それだけ仕事において頼れる人が多くなり、仕事を円滑に進めることが出来ます。

 

打ち合わせの質を向上させることが出来る

いきなり「打ち合わせを始めましょう」と本題に入ってしまうと、参加者は身構えてしまい、発言したくても発言できない空気感になってしまうこともあります。

そんなときは、最初に雑談を交わすことにより、お互いの警戒心も減り、周りの発言も活発になります

打ち合わせにおける発言数が増えることで、議論も活発になり、打ち合わせの質を向上させることに繋がります。

 

相手に良い印象を与える雑談のやり方

相手に良い印象を与えるには、以下の3つを意識すれば、大抵うまくいきます。

雑談のやり方

①雑談の切り出しはどんな話題でもOK
②話題を「縦」や「横」に展開しよう
③切り上げるときは一言添えよう

ではそれぞれ説明します。

雑談の切り出しはどんな話題でもOK

雑談の切り出しは、相手に口を開いてもらえれば成功です。
切り出しで使う話題は何でもOKです。(もちろん常識の範囲内で)
その人と話したい話題があればそれで良いですし、特に話題が無ければ当日の天気の話や、昨今のニュースの話題でも構いません。

ただし一つ意識してほしいのが、切り出しは必ず質問で終わらせてください

「お疲れ様です。最近コロナ禍で外に出る機会も減りましたよね。コロナが収まったらやりたい事ってありますか?」
「最近仕事で○○な事がありまして。そちらは最近どうですか?」
「最近暑くなり始めましたね。なにか熱中症対策とはやってますか?」

質問で終わらせれば、大抵の方は口を開いてくれます。
そうすれば雑談の切り出しは成功です。次のステップに移りましょう。

 

話題を「縦」「横」に展開しよう

切り出しの質問へ相手が答えたら、その内容をさらに展開していきます。
展開の仕方は「縦」と「横」があります。

「縦」とは深掘りのことです。
「そうだねぇ。コロナが収まったら箱根に温泉旅行なんて行きたいかなぁ」
「箱根いいですよね。私も行ったことがあります。箱根でオススメの観光スポットありますか?」

この例で言うと、「箱根」というキーワードに対して、「箱根のオススメ観光スポットは?」といったように、「箱根」からさらに一歩深掘りした質問をしています。
相手が発言した内容について、さらに深掘りして質問する事が「縦」への展開です。

続いて、「横」への展開です。
「うーん、オススメと言えばガラスの森美術館かなぁ。体験工房とかもあって面白いよ。」
「なるほど、今度箱根に行ったときは行ってみようと思います。他にオススメ観光スポットはありますか?」

この例で言うと、「ガラスの森美術館」についてさらに聞く事はせず、元の質問である「オススメ観光スポット」について「他にあるか」を質問しています。
このように「他には?」といったように、同じレベルの他の話題に広げるのが「横」への展開です。

このように、「縦」と「横」への展開を組み合わせれば、話題をいくらでも展開させることが出来ます。
ただし、あまり「横」に偏りすぎると、「私の答えに興味がないのかな」と思われてしまうこともあります。
そのため、ある程度「縦」への展開で深掘りをし、これ以上深掘りできないと思ったら「横」に展開していくことをオススメします

切り上げるときは一言添えよう

雑談を切り上げるときは、「ありがとうございました」に一言添えれば違和感なく切り上げられます。

「お話ししてたらまた箱根に行きたくなりました。また旅行の話聞かせてください。ありがとうございました。」
「最近暑いのでお互い気をつけましょう。今日はありがとうございました。」

最後に交わした会話は、意外とその人の印象に残る物です。
一言添えるだけで、相手に印象を残した上で雑談を終わらせることが出来ます。

雑談する上で気をつけるべきこと

「はい/いいえ」「そうですね」で回答させる質問はなるべく避けよう

「はい/いいえ」「そうですね」で終わってしまうような質問はなるべく避けるようにしましょう。

例えば、以下のような質問です。

「おげんきでしたか?」
「今日天気いいですよね」

相手に「はい」や「そうですね」と回答させる質問は、会話が弾まなくなる要因です。

そこから「縦」に深掘り出来る質問内容であれば良いですが、計画性も無くこのような質問を無駄打ちすると、「会話が弾まないなぁ」と相手にも気を遣わせてしまいます

自分の話をしすぎてはダメ

自分の話をすることも大事ですが、相手の話を聞くことはもっと大事なことです。
自分の話ばかりすると、ついつい気持ちよくなり相手の話を聞くことを忘れがちです。

相手にも気持ちよく雑談してもらうには、相手の話をしっかり聞く事も大事です。
自分の話はそこそこに、相手に質問を振って、聞き上手を目指してください。

相手の話を否定してはいけない

自分が話したことに対して、「いや、それは違うと思うな」といちいち否定されたら楽しくなくなります。
これでは「気軽に会話すること」なんて出来るわけがありません。
相手の意見は基本的に肯定し、相手を気持ちよくさせてあげましょう。

どうしても自分の意見と違うときは、一度肯定した上で、「こういう意見もあるよね」という言い回しで伝えるようにしましょう。

まとめ

雑談力を高める話し方は以下の通りです。

①雑談の切り出しはどんな話題でもOK
②話題を「縦」や「横」に展開しよう
③切り上げるときは一言添えよう

また、以下の事にも気をつけるようにしましょう。

・「はい/いいえ」「そうですね」で回答させる質問はなるべく避けよう
・自分の話をしすぎてはダメ
・相手の話を否定してはいけない

これらを意識すれば、相手に好印象を与える雑談が出来るようになるでしょう。
是非明日から試してみてください。